どうもどうも!ジョーンズゲームズです!あの定額ゲームサービスでお馴染みの「Xbox Game Pass」のクラウドゲームが2021年10月1日に日本で解禁されました。その名も「XboxCloudGaming」!
目次
Xbox Cloud Gamingとは
定額ゲームサービスの「Xbox GamePass」の「Unlimited」プランに含まれるクラウドゲームサービス。
本来、PCで行われるゲームの処理をクラウド上のサーバーで行い、その処理された情報をスマホやタブレット等に反映してゲームをプレイします。
PCにゲームタイトルをダウンロード・インストールする必要がなく、ネットからすぐに遊ぶことができます。
Xbox Cloud Gamingの特徴
Xbox Game Passの「Unlimited」プランに加入すれば追加料金なしでクラウドでゲームができる
「Unlimited」プランはPCとXBOXでゲームが遊べる定額サービスですが、2021年10月1日からこのプランに「Xbox Cloud Gaming」がプラスされ今までと同じ料金なのにクラウドでゲームも遊べるようになりました。
ゲームタイトルに最適化されたタッチコントローラー
スマホやタブレットでXbox Cloud Gamingをプレイするとき、タッチ対応のタイトルではそれぞれのゲームタイトルに合わせてタッチコントローラーが設計され非常にプレイしやすくなっています。
シューティングゲームでは銃のアイコンが表示されたり、横スクロールアクションゲームではダッシュやジャンプのアイコンが表示されゲームのタイトルによってタッチコントローラーが変化します。
タッチコントローラーのベースはXboxのコントローラーです。
Bare Knuckle V
Hades
Golf With Your Friends
Halo:Spartan Assault
Sea of Thieves
ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めてS
Celeste
タッチコントローラーは、表示位置の変更と各ボタンやステックの幅を変更することができます。
また、ゲームタイトルの最適化されたボタン形状ではなく、通常のXBOXのベースのABYXのボタンを選択することや、ジャイロセンサーを選択することもできます。
▲GeForceNowと★Xbox Cloud Gamingの違い
GeForceNowも同じクラウドゲームサービスです。
GeForceNowのSoftBankのプレミアムプランとXbox Cloud Gamingを比較していきたいと思います。
GeForceNowの詳しい情報は下のリンクからチェックしてください
価格
XboxCloudGaming | 月額1100円 |
GeForceNow(SoftBankプレミアムプラン) | 月額1980円(税込) |
ここで大事なのが価格に対して何ができるのかということだね
▲GeForceNowは、クラウドでゲームをするための値段が月額1980円となっていて、ゲームタイトルは別に購入する必要があります。
★Xbox Cloud Gamingは、定額サービスの「Xbox Game Pass」の「Unlimited」プランに含まれるものなので新たにゲームを購入する必要はないです。
定額対象のタイトルをゲーミングPCにインストールして回線速度を気にすることなく快適にゲームもできますし、XBOXでもゲームができます。そして、スマホやタブレットでもクラウドでゲームができるので、価格に対してできることがGeForceNowよりも多く、コスパはXbox Cloud Gamingの方がいいです!
連続プレイ時間
XboxCloudGaming | 特になし |
GeForceNow(SoftBankプレミアムプラン) | 6時間 |
▲GeForceNowでは連続プレイ時間がプレミアムプランでは6時間、無料プランでは1時間です。
時間が迫ってきたら一度ゲームを落として、また起動すれば制限なくプレイできるので制限があるようでないようなものですが、ゲームをしているとどうしても落とせない状態はあるので多少のストレスはあるかと思います。
★Xbox Cloud Gamingでは今のところ制限などはなく好きなだけプレイすることができます。
対応機種
▲GeForceNowでは、Windows PC、Mac、Android、iPhone、iPad、Chrome Browserで専用のアプリからクラウドでゲームをプレイすることができます。
★Xbox Cloud Gamingでは、Windows PC、Android、Windows Devicesで専用アプリ(XboxGamePass)からプレイすることができます。
iPhone、iPad、Macは、 XboxGamePassアプリはあるものの、このアプリでは Xbox Cloud Gaming は使用できず、Google Chrome、Safari のいずれかのブラウザーを使用して、 iPhone、iPad、Macでプレイできます。
Windows PCなら Microsoft Edge でもブラウザからプレイできます。
対応ブラウザからこちらのリンク(https://www.xbox.com/ja-JP/play)に飛んで、マイクロソフトにサインインすればブラウザから遊ぶことができます。
もちろん、 「Unlimitedプラン」を契約してからね !
操作方法
Xbox Cloud Gaming | コントローラー/最適化タッチコントローラー |
GeForceNow | キーボードマウス/コントローラー/タッチコントローラー |
▲GeForceNow は、タイトルごとに推奨される操作方法がありますが、それ以外のものでも操作できることが普通です。普通にゲームするときと同じです。
★Xbox Cloud Gamingを Windows PCでプレイするときは、すべてコントローラーです。キーボードマウスは使えません。
XboxGamePassでPCにインストールしてプレイするときはキーボードマウスでもできます。(当たり前ですけど)
しかし、Xbox Cloud Gaming を使ってクラウドで同じゲームタイトルを同じPCするときはコントローラーでなければできないのです。キーボードマウスでゲームは動作しません( Xbox Cloud Gaming の終了操作とかはできます)
これには明確な理由があって、Xbox Cloud Gamingでは「Xbox Series X」をベースとしたカスタムハードウェアをデーターセンターのサーバーとして使用しているため、コンソールがベースなのでコントローラーでなければプレイすることができないということなのです。
PCの場合、「コントローラー接続なし」と表示されている状態だとゲームは起動されません。
「コントローラー接続済み」の状態にする必要があります。
Xbox Cloud Gamingをスマホやタブレットでプレイするときは、コントローラーとタッチコントローラーの2種類があります。
タッチ対応のタイトルには、タイトルのアイキャッチ画像に指のアイコンが表示され、タッチ対応の項目も用意されていて簡単に見分けがつくようになっています。
指のアイコンが表示されていないものは、スマホ・タブレットにコントローラーを接続する必要があります。コントローラーを接続していない状態でも起動はしますがプレイはできません。
対応しているコントローラーはこちらからチェックしてください。
ちなみに、Amazonでも一番人気のLogicoolのコントローラー「F310r」は検証済み一覧には入ってませんが、使えました。ただ、認識されないこともあり、PCを再起動することで改善できます。
コントローラーの注意点
Xbox Cloud Gamingはコントローラーでなければ遊べませんが、そのコントローラーの基本設定はすべてXBOXのコントローラーが対象となっています。
XBOXのコントローラーはplaystationのコントローラーやlogicoolのコントローラーと左スティックと十字キーの位置が逆になっているため、初期設定が十字キー移動になっているゲームもあり変更が必要になる場合があります。
十字キーじゃ押し込みダッシュできないですもんね
画質設定
★Xbox Cloud Gamingで画質やfps設定などはありません。
Xbox Cloud Gamingでプレイした場合、画質が悪くなってくると上からシャッターが降りてくるように新しく綺麗な映像が現れます。
クラウドで出力できる最高画質を一定に保つようなシステムで、少しでも映像が乱れると画面の上から映像が更新され続けます。そのため、画質を落としてでもゲームを続ける等の選択肢はないです。
▲GeForceNowでは「ストリーミング品質設定」があり、通信速度が速い場合には1080p60fpsで高品質でゲームすることを選択でき、通信速度が遅いときには品質を下げて、ゲームのカクツキや遅延を抑えることを自分で選択することができます。
また、自動設定にすれば、通信速度に合わせてゲーム中に自動で変更し、通信の不安定で起きるゲームプレイの強制終了を防いでくれます。
現在のゲームプレイ映像が1080p・720p・540pなのか、60fps・30fpsなのかが右上に表示され確認することもできます。
ゲームタイトル
GeForceNowの対応タイトルは1000以上あり、また無料のゲームも80以上あります。こちらから対応タイトルが確認できます。
Xbox Game Passの対応タイトル数が コンソール用343タイトル、PC用が346タイトルとなっていて、その中から251タイトルが Xbox Cloud Gaming対応のタイトルとなります。クラウド対応タイトルの確認はこちらから。左の項目から「フィルター」→「配信」→「クラウド」を選択するとクラウド対応のものが表示されます。
人気タイトル
Xbox Cloud Gamingでプレイできる人気タイトルの一部
- 龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル
- Yakuza 6: The Song of Life
- Yakuza Kiwami 2
- Yakuza Kiwami
- Yakuza 5 Remastered
- Yakuza 4 Remastered
- Yakuza 3 Remastered
- Yakuza 0
- バトルフィールド 1 Revolution
- ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島
- ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S
- ドラゴンエイジ:インクイジション
- 「レインボーシックス シージ」デラックスエディション
- The Sims™ 4
- STAR WARS ジェダイ:フォールン・オーダー™
- Sea of Thieves
- Project Winter
- PUBG: BATTLEGROUNDS
- Ori and the Will of the Wisps
- Ori and the Blind Forest: Definitive Edition
- NieR:Automata BECOME AS GODS Edition
- Need for Speed™ Heat
- Minecraft Dungeons
- Lonely Mountains: Downhill
- Hollow Knight: ヴォイドハート・エディション
- Halo: The Master Chief Collection
- Halo: Spartan Assault
- Halo Wars: Definitive Edition
- Halo Wars 2: Standard Edition
- Halo 5: Guardians
- Hades
- Golf With Your Friends
- Frostpunk: Console Edition
- Forza Horizon 4 標準版
- Destiny 2
- Dead by Daylight
- Craftopia / クラフトピア
- Celeste
- BIOHAZARD 7 resident evil
- Battlefield™ V
- ARK: Survival Evolved Explorer’s Edition
- A Plague Tale: Innocence
プレイ動画比較
ドラゴンクエストⅪ 過ぎ去りし時を求めて S
WindowsのゲーミングPCにインストールしたドラゴンクエストXIと Xbox Cloud GamingのクラウドプレイのドラゴンクエストXIを比較します。
Xbox Cloud Gaming は有線LAN接続で、下り790Mbps上り690Mbpsです。
Windows PCスペック
プロセッサ | Intel(R) Core(TM) i7-10700 CPU @ 2.90GHz 2.90 GHz |
ビデオカード | RTX2080 Super |
RAM | 16GB |
有線LANで高速回線なら、ゲーミングPCにインストールされたドラゴンクエストと全く同じ画質同じ操作感でプレイできました。これなら20万以上の高いPCを買わなくても、低スペックなPCで快適にプレイすることができます。
次にスマホを使ってプレイします。
ドラゴンクエストⅪ はタッチコントローラー対応となっています。
高速な5GHzのWiFi通信と格安SIMの低速モバイル4G通信でどれほどの差が出るでしょうか。
WiFi通信の速度が、上り257Mbps下り276Mbps、モバイル4G通信の速度が、上り19Mbps下り34Mbpsです。
WiFi通信は問題なく快適にプレイすることができています。本来、PCがなければできないはずのゲームがスマホでプレイできるのはやっぱり魅力的ですね。
モバイル通信は、映像の乱れがすごくかなり見えづらい状態です。通信が不安定になるとひどい入力遅延が起き快適にプレイするには難しくなります。
FORZA Hrizon4
WindowsのゲーミングPCにインストールしたFORZA Hrizon4と Xbox Cloud GamingのクラウドプレイのFORZA Hrizon4を比較します。
Xbox Cloud Gaming は有線LAN接続で、下り790Mbps上り690Mbpsです。
Windows PCスペック
プロセッサ | Intel(R) Core(TM) i7-10700 CPU @ 2.90GHz 2.90 GHz |
ビデオカード | RTX2080 Super |
RAM | 16GB |
ボンネットに映り込む木々がゲーミングPCでは綺麗に表現されていますが、Xbox Cloud Gamingではボヤけて表現されています。全体的にも少し荒い映像となっていますが、操作性には一切の問題はなくプレイ自体は快適です。
次にスマホを使ってプレイします。
FORZA Hrizon4 はタッチコントローラー対応ではないので、PS4のコントローラー[DUALSHOCK(R)4]を使用しました。
高速な5GHzのWiFi通信と格安SIMの低速モバイル4G通信でどれほどの差が出るでしょうか。
WiFi通信の速度が、上り406Mbps下り371Mbps、 モバイル4G通信の速度が、上り8Mbps下り30Mbpsです。
WiFi通信は有線LANの場合よりもさらに画質が悪くなっていても、スマホの画面が小さいために普通に綺麗に見えます。操作性も全く問題ありません。
モバイル通信も速度がとても遅いのに何故か普通にできてます。
有線接続でも下の動画のように、回線速度的には全く問題がなくても「your network may be experiencing some problems」と左上に表示されると映像が激しく乱れゲームプレイが困難になります。
こうなるとなかなか状況は改善されず、特定のタイトルのゲームの起動すらできなくなる場合もあります。
プレイする側の回線速度や通信の安定性とは別に、サーバー側の問題もあるようで、「やりたいときにやれない」ということも起きます。
GeForceNowとXbox Cloud Gamingのどっちがいいのか?
まずは、対応タイトルを見て自分がやりたいと思うものがあるかどうかです。
GeForceNowなら今まで所持している好きなタイトルで対応するものがプレイすることができます。
Xbox Cloud Gamingの対応タイトルの中に興味はあったけど今の価格で買えないと思っていたものがあれば1100円でプレイすることができます。
次に通信環境です。
あまり良くない通信環境なら細かく画質などの通信データ量を調整できるGeForceNowがおすすめです。
画質が悪くてもプレイすることはできます。
Xbox Cloud Gamingの狙い
Microsoftはスマホゲームに市場に狙いを定めています。
スマホゲーム世界市場は約8兆円規模(ファミ通モバイルゲーム白書2021調べ)にまで達していますが、課金する人は全体の25%です。残りの75%は無課金で遊んでいます。
スマホでゲームをする75%の多くのユーザーは、スマホゲームのギャンブル要素のあるガチャ課金で多額の課金をして遊ぶことに抵抗がある人たちです。
その75%のユーザーがお求めているのは、お買い得にゲームを遊ぶこと。
1100円の定額ゲームサービスはズバリ当てはまるものだと思います。
課題としてはコントローラーです。
そもそもスマホ用に製作されたタイトルではないので、基本的にコントローラーが必要になり、「手軽にゲームができる」というスマホゲームにワンステップ必要になってしまいます。スマホ専用のコントローラーは 1万円代でコストもかかってしまいます。
その解決策として、ゲームタイトルに最適化されたタッチコントローラーです。
GeForceNowでは、タッチコントローラーは全て同じのためタイトルによってはプレイのやり辛さ感じます。
最適化されたタッチコントローラーなら一瞬見ただけでどのボタンで何が出来るのかがわかり、直感的に操作ができます。
タッチコントローラーに対応したタイトルはまだまだ少ないです。
単純に人気のタイトルではなく、タッチコントローラーを最適化でき、快適にプレイできるタイトルの選定がこれからのXbox Cloud Gamingの成長の要となるでしょう。
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